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逓増定期保険とは、定期保険の一種で、保険期間が経過をしていくと保険金額が当初の5倍までの範囲で増加するもので、保険契約満了時の被保険者の年齢が45歳を超えるものを言います。
例えば加入時の年齢が50歳で、保険期間20年、当初保険金額5千万円の保険契約をしたとすると、20年の間に段階的に保険金額が増加していき、終了間際には2億5千万円の保険金額になる性質のものです。
ただし、満期による保険金は無く、掛け捨ての保険になりますが、解約返戻金の率が早い経過年数で高い率に達すると言った特徴もあります。
ここで千葉の田代会計事務所(税理士)からのワンポイントです。早い経過年数でピークを迎えた後は徐々に返戻率は下がっていき、最終的には解約返戻金は0になってしまいます。注意をしなければいけないのは、保証金額は経過年数が過ぎる程高額になりますが、解約返戻金は早くに訪れるピークを過ぎた後は経過年数が過ぎる程少なくなっていくと言うことです。これらの特徴から、経営者の退職金に充てる準備金として加入をしているケースも多いいようです。また、経理処理もの特徴があることにも注意を要します。
おさらいとして、税法上逓増定期保険に該当する要件は、
この条件を満たしたものになります。
税務上、保険金額が加入時の5倍以内を限度に増加をするもの及び保険期間満了時の被保険者の年齢が45歳を超えるものの要件を全て満たした定期保険を逓増定期保険として取り扱います。
逓増定期保険の特徴は解約返戻金の上限が比較的早い段階で訪れ、最終的には0円となってしまう代わりに、保険期間の後半になれば保障金額が大幅に増えることが挙げられます。
千葉の田代会計事務所(税理士)からのワンポイントアドバイスとして、解約返戻金を低く設定する期間を設け、保険料を安く抑える低解約型返戻金型と呼ばれる逓増定期保険もあるので会社の状況に合わせて選ぶとお得になる可能性があります。
会計処理は保険期間満了時の被保険者の年齢と一定の要件により異なるため十分な注意が必要です。
原則は保険期間の前半6割の期間は支払った保険料の内、半額を費用計上し、半額を資産計上します。後半の4割の期間は支払った保険料の全額を費用計上し、更に資産計上してきた部分を後半4割の期間に応じて取崩し、費用計上していきます。
ここからが千葉の田代会計事務所(税理士)がお教えする逓増定期保険の経理処理の注意を要する部分です。
保険期間満了時の被保険者の年齢が70歳を超え、
かつ、加入時の被保険者の年齢+保険期間×2>95の要件を満たすと
保険期間前半6割の期間に費用計上できる金額は
支払った保険料の3分の1となり、3分の2は資産計上をしなければなりません。
保険期間満了時の被保険者の年齢が80歳を超え、
かつ、加入時の被保険者の年齢+保険期間×2>120の要件を満たすと
保険期間前半6割の期間に費用計上できる金額は
支払った保険料の4分の1となり、4分の3は資産計上をしなければなりません。
後半4割の期間の経理処理は原則と同様です。
千葉の田代会計事務所(税理士)では、誤りやすい保険の会計処理、税務上の取り扱い等、会計税務のプロがご相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。
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税理士・行政書士
田 代 浩