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棚卸資産を管理する重要性

貸借対照表に記載された棚卸資産の残高は適正でしょうか、実地棚卸を行った際に社内で作成した商品受払台帳と照合して差は生じていないでしょうか。棚卸資産の管理について考えます。

千葉の税理士事務所(会計事務所)としてはいかなる場合であっても、棚卸資産が決算書等において全く計上されていない場合は税務調査等で指摘を受ける可能性が高いと考えます。小売業や卸売業であれば当然店舗や倉庫に所有している商品が期末在庫として計上されますし、飲食店では未使用材料や消耗品が、製造業や建設業では原材料に加えて未計上の売上に対し先行投入した外注費等を仕掛品として計上することが重要です。実際に物を動かさない業種であっても、作成途中のプログラムデータ等に投入した費用が仕掛品に該当する可能性が考えられます。また、どのような業態の企業であっても社内に未使用の切手やレターパック、印紙や会社の広告宣伝材料を所有していることが想定されるため、それらを貯蔵品として棚卸資産に計上することが大切です。

棚卸資産に関して最も重要な項目は実地棚卸であると考えます。それは、税務調査等において期末商品の実地棚卸が正確に行われているかは必ず調査対象項目になるからです。さらに正式な帳票としての棚卸表が表計算ソフト等で作成されている場合であっても、実地棚卸の際に使用した手書きの原簿等をあわせて保存することがその過程を明確にする根拠資料になり、税務調査の時間短縮につながります。

また、内部不正の事例として社内の棚卸資産を持ち出し現金化していたという事例が多くあるため、そのような事態を避けるためにも定期的に実地棚卸を行い、社内の商品管理を厳重に行うことが大切です。

千葉の税理士事務所(会計事務所)としては、商品管理体制の正確性向上のためにも定期的な実地棚卸は重要だと考えます。商品の受け入れの際に検品が正確に行われなければ企業にとってロスが生じる恐れがありますし、得意先への納品する商品の数量や品番が正確でなければ対外的な信用を失うリスクにつながります。

税務調査や内部不正防止のために実地棚卸による在庫管理を行うことは非常に大切ですが、企業が現在どのような内容の在庫を所有しているかは、経営者にとっても非常に重要です。

仕入れた商品のすべてが一定期間のうちに想定した金額で販売されていく状況は理想的ですが、現実的ではないと考えます。経営者の方は先々の需要を予測し商品仕入を行いますが顧客の反応は予想と乖離し販売数が発注したロット数を大きく下回ることも珍しくありません。このような状況の中で経営者はより大きな販売促進を行うことや、早期の大胆な値下げにより売り切るなどの対応が必要になるでしょう。

しかし、このような状況でも在庫が正確に管理されていなければ、在庫の量に対し商品の売れ行きが悪いことを把握することすらできずに、何も手を打てないまま、賞味期限等の鮮度のある商品であれば廃棄ロスに、鮮度の無い商品でもいずれは大量の不良在庫を抱えるリスクにつながります。

そして、当然の事ながら逆の場合も想定され、少数しか発注していない商品に対し想像以上に反応がある場合には、早い段階で追加発注等の対応が取れなければ販売機会のロスにつながりますが、棚卸資産が正確に管理されていなければ、このような在庫と販売の乖離を把握することもできません。このような点からも千葉の会計事務所(税理士)としては在庫管理が経営に直結する重要な項目だと考えます。

このほかにも棚卸資産について注意すべき事項として、期末時点で取引先から自社へ輸送中のものを正確に反映させること、他社に預けている在庫をもれなく計上すること、他者から預かっている商品を自社在庫と区別すること、社内で消費された商品等を自家消費として適切に売上に計上することなどが考えられます。

また、貯蔵品として計上されるもののうち切手や印紙、商品券等の金券は容易に換金できる現金同等物であるという側面があり内部不正に利用されるリスクがあることから、受払台帳等で常時残数を管理することが大切だと考えます。

千葉の税理士事務所(会計事務所)では税務、会計をはじめとして千葉の中小企業の経営者をトータルでサポートしています。

 

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